空中散歩

ふわふわと空中を歩くように、好きなドラマや映画、アーティストなどについて書いています。

DVD「MARS RED 2015」が面白かった!

音楽朗読劇というものがどんなものなのか、全く知らないままDVDを見ました。朗読を舞台や映像で見て面白いんだろうか、まあ古川さんが出てるのだからいいか、くらいの気持ちで見始めたのですが、失礼しました。面白かったです!
声優ファンの方からしたら「当たり前でしょ!」と言われそうですが、こういう表現の舞台もあるんだと初めて知りました。

古川さん、私でも名前を知っているような有名な声優陣に混じって、全く引けを取らない演技でした。
軍人なのに緊張感の足りない、坊ちゃん育ちの若者そのもの。
普段はちょっと頼りない感じなのに、覚醒するシーンでの咆哮のような叫びや、その後の怒りにまかせた攻撃的な演技は見たことがないものだったので息を呑みました。

声優陣の演技が、さすが本職と唸るような多彩な声の表現でしたので、ミュージカルや映画などとは違った環境というのも、古川さんのいつもと違う表現を引き出してくれると思うので、今後も普段と違うジャンルを見てみたいです。

古川さんのマイクが大きすぎて、顔の三分の一が隠れてる・・・と思って見ていたら、マイクは皆さん同じで古川さんのお顔がやっぱり小さいんですね。
普段、ミュージカルでも映画でも、周りに同じように若く背の高い、スタイルのいい俳優さんがいるのであまり意識しないのですが、声優さんに混じると背の高さやスタイルのよさや顔の小ささが途端に目立ちました。
スモークの中でもシルエットでわかる……

全員台本を見ながらの進行でしたが、多分古川さんは暗記してるのか、自分の台詞のシーンは頻繁に顔を上げて演技しているので、照明の加減か目がきらきらしていて軍人というよりは、ヴァンパイアの妖しさの方がまさっていたように見えました。さすが、人間じゃないものが似合う(笑)

音楽も非常に格好よかったですし、芝居とよく合っていました。歌声は民謡のようでもありクラシックのようでもあり、とても魅力的でした。
炎の演出も普通の舞台では有り得ないので珍しさに驚きました。
 
声と音をメインにした舞台なので、ストーリーの流れや分かりやすさやが重要だと思いますが、なにも疑問を感じることなく物語に引き込まれましたし、感動しました。
言葉の力というものを再認識しました。
 
いつもと違う古川さんを見られた満足感もありますが、音楽朗読劇というものを初めて知りましたし、見て良かったDVDでした。

#古川雄大 #MARSRED #シアトリカルライブ