空中散歩

ふわふわと空中を歩くように、好きなドラマや映画、アーティストなどについて書いています。

「アイヲステテ」に心騒ぐ

「F coat」の歌の一曲目が「アイヲステテ」じゃなかったら、もしかしたら「F coat」をこんなに聞かなかったかもしれない。

古川雄大を知っているのは、風魔の小次郎の霧風、テニミュを動画でちょっと、あとは生執事のセバスチャンで、モーツァルトの制作発表での歌唱披露。
それだけの状態で「F coat」を聞いたら、いきなり「アイヲステテ」なのである。

本人が作詞作曲もするというのは知っていたけど、どんな曲なのかはこの時まで全く知らなかった。

ミュージカルの歌唱とも話す声とも違う声が、ものすごく好みだった。この声に惚れたと言っていい。
でも、歌詞が予想外で思わず歌詞カードを熟読した。

むしろ一曲目が「アナタノトリコ」だったら、「ああ、こんな詞を書くんだ~」で流して、単純に歌声を堪能したと思う。

でも「アイヲステテ」なのだ。
他の曲の歌詞を見ても、「qp」も「I KNOW」も「SUNDAY」も「カコノ空、未来のボク」も思惟が深い。

古川雄大を改めて知ったのがあまりにも最近なので、あの容姿で、あの演技をして、あのキャリアでこの歌詞を書くというのが予想外で、全く繋がらなくて、だから気になって一気にのめり込んでしまった気がする。

桜が咲いていた間、花見と運動不足解消をかねて2,3時間の散歩をすることにしていた。
歩いている間中ずっと「F coat」を聞いていて、ものにぶつかりそうになったり、池に落ちそうになったりするほど心奪われながら、考えてみればこんな歌詞を書く人だから、今があるんだろうなと思った。思惟に溺れないで、行動し続けられる人というのはすごいなと思う。

だから「アイヲステテ」を聞くと心がざわざわする。